腹診・腹手当で歯列矯正や膿漏防止?!


 数千年前の古代中国で発生し、日本の武道医学の殺法・活法の中で熟成してきた伝承医
学の一つで、中国でいう「推拿療法」・「正骨」・「一指禅(善)」日本では「触手療法」
・「整体」・「按法」・「指圧」に進化発展してきました。殊に日本における武道医学の
伸展はめざましく、薩摩藩に武器を禁じられた琉球の「王殿空手」を租とする各空手の流
派、糸東流・剛柔流・和道流・宇一流・骨法等があり、また、僧侶のために当然武器所有
を禁じられた、中国少林寺に端を発する少林寺拳法及びその発展型である「功夫(カンフ
ー)」等があります。そして又、健康柔道に成る前の必殺古法柔術、その発展型の「皇法
八光流柔術」・「グレイシー柔術」等があり、何れもが殺人拳や必殺技を有しています。
それは、必殺のいわゆる「ツボ」を熟知しているからに他なりません。ということは、同
時に活法のツボも良く心得ているという事なのです。柔道でも気絶した相手を、背中の
「神道」というツボに膝当てをして、一瞬押圧で息を吹さ返らせたりします。
 但し残念ながら、此れらの技は一子相伝や免許皆伝者にのみ与えられた特権で、世の中
に広く普及することは中国でも日本でもありませんでした。そして、此れらの技を駆使し
て日々整体施療をされていました方が、整形外科医で整体師であった、日本オステオパシ
ーの父と呼ばれた、故・古賀正秀先生でした。
 翁は晩年南カルフォルニア大学医学部に招かれ、特別講演を行った際、医学部・歯学部
・オステオパシー学部(整骨医学部と言い、脳外科を含む各種外科手術を容認されている
学部で、医学部の上位校にあたる)の教官や学生の居並ぷ前で、ボランティア患者の歯並
びを、腹診しながらある方向へ押圧を加えながら、歯を動かしたり、歯肉を改善したりと
いう臨床施療を施し、全員が腰を抜かして驚嘆したという、嘘みたいな本当の話です。ほ
んの五年前の事です。そして、翁はその貴重な技を伝えずに三年前に鬼籍に入れられた為、
高弟の誰も受け継ぐ事が出来ませんでした。しかし、アラン先生のお師匠様の南朝末裔の
「青龍師」が発展的に黄泉返らせました。青龍先生は前からお出来になったばかりでなく、
古神道の上行者の医心方には古より深く伝承されているらしいのです。何はともあれ簡略
にお教えしますと、上の歯並び及び歯肉の状態は左右鼠蹊部と恥骨のラインであり、下の
歯並びと歯肉の状態は左右肋骨下部と胸骨柄のラインと認識して下さい。たとえば左上の
奥歯の第一大臼歯がムシ歯で痛いとか、歯槽膿漏でウミが出て痛いとかいうときには、図
に照らし合わせて、左下腹部の大腸あたりに、コリや痛みがあるのが触知出来る筈です。
そうすれば、そこの部分をよく揉んでやり痛みやコリが取れれば、左第一大臼歯の痛みや
グラグラ感も少なくなります。又、右下前歯部の歯列不正があれぱ、胸骨柄から右肋骨に
かけて腫れや痛み・コリなとがある筈ですので、それも同じように揉みほぐしたら良いか
も知れません。しかし、本当は3次元的な操法の方向がありますので(一子相伝・免許皆
伝の企業秘密)素人さんには難しいかも判りませんが、ほぐしだけでも効果は在る程度必
要十分は満たしています。我々プロは、図の表裏を(背面図は今回は掲載せず)駆使して、
観自在に歯列を動かしたり、歯肉を改善したりしていますが、その為には何十年にも渡る
厳しい修道か必要です。