最新理論の脳低体温療法は超有効か!


 2000年前後から、テレビや一般雑誌に脳低体温療法なるものが大きく取り上げられ、
また、小渕前首相の脳溢血による昏睡状態などでもよく知られるところとなりました。
NHKの取り上げた脳低体温療法は残念ながら真の療法とは言い難いものでした。それは、
従来どおりの脳循環改善剤の治療よりは効果的ではあるのですが、もちろん、その為マス
コミが取り上げたのはいうまでもありませんが、これは全身低体温療法の一環として脳も
冷やす脳低体温療法でした。確かに【運】がよければ(条件が整っていれば)、この様な
方法でも劇的効果は期待できますが、高齢者や慢性筋肉疲労が溜まって免疫系が弱ってる
患者さんには、常に大変な危険が伴っているのです。例えば、なお一層の免疫低下や心臓
の停止などです。また、市販の【蓄冷体】の様なものを使えばもっと脳には危険です。何
故ならば、市販蓄冷体はマイナス6度という様に氷点下なので、小学校の理科の実験でも
覚えている通り、水は氷点下になると体積が膨張する様に毛細血管璧が膨張劣化して破裂
し、脳出血を促進することになります。しかしタオルをグルグル巻いて皮膚接触部がマイ
ナスにならなければ使えなくもありませんが、但し、沢山タオルを巻き摂氏になりますと
冷却効果が落ちるという事になり、生理的最高の冷却効果である零度Cに調節するのは至
難の業です。しかし氷水を使えばいとも簡単に【零度C】という生理冷却を作り出すこと
が可能です。これは家庭用の冷蔵庫の氷でもコンビニの氷でも可能です。それを薬局で売
っている赤いゴムの氷枕に、氷と水の比率を各症状に合わせて50対50とか70対30とか適宜
に行えば良いというわけです。次にどこを冷やせば良いかというと、昔のようにおでこを
冷やせば良いというのでは効果は殆ど期待できません。体温中枢や呼吸中枢のある、生き
とし生けるものの根源脳である【延髄・脳幹部】を優先的に冷やしてやれば効果は大きく
期待できます。ヒトの顔面・脳底・後頚部・憎帽筋には下図のように多くの静脈がはしっ
ているのです。専門医である脳外科医達も、静脈が動脈と同じぐらい重要であるという事
や、また、静脈の役割をバイオメカニクス的には全く判っていません。静脈は使ったもの
を流しさってくれるわけですが、その時【熱】を捨ててくれるのです。つまり、エントロ
ピーの放出です。蓄熱(鬱熱)すれば脂肪でできた脳は融解や蛋白変性を起こし重篤で
【非生理】な状態を作ってしまいます。小渕さんがMRl検査を受けたとすれば、間脳出血
で即死だったでしょう(臨床的脳死)。脳内の水素原子が飛ばされて、脳内にエネルギー
が過剰に入って所謂【脳震盪】の状態になり、それでなくても脳幹出血しているところへ
脳震盪(エネルギーの添加)を作るMRl検査をしたのですから、脳のあらゆる血管璧の弱っ
ているところから出血したであろう事は想像に難くありません。因みにアラン先生の従兄
妹にW大脳外の教授と助手がおりますが、彼らはこの工学的展開を判っていないでしょう。
脳低体温療法をするところは背部の頸部と首の下(胸椎上部)・側頭部・頭頂部・おでこ
(額部)そして口の中です。口中冷却は、ビニールの袋3枚に氷水を入れ、それを口に含
み鼻呼吸させ、足底を璧かタンス等につけさせて眠らせば、子どもの脳症・喘息・リウマ
チ・頭部の外傷等に効果が著しい筈です。そして、頭頸部冷却は誘眠作用・頭部活性酸素
除去・筋肉のレオロジー伸展等が期待できます。両足鼠蹊部生理冷却を併用しますとより
効果的です。最後に日本で最初に低体温療法がマスコミに登場したのは、天才ヴァイオリ
ニストの渡辺茂夫氏のニューヨークにおける自殺未遂であったと記憶しています(2000年
惜しくも逝去されました。) −合 掌−