筋肉疲労が病気の原因だった!


 人間の生活には、それぞれ癖や個性があります。その癖や個性が本来の人間のバラン
スされた心身の状態を歪めていきます。しかし、多少の肥満や背骨のゆがみ、一時的な
故障ぐらいでは体調は簡単には悪くなりません。全身の筋肉群が全体として、さまざま
なゆがみや故障をリカバリ−しているからです。
 しかし、筋肉系が一時的にギブアップしてしまう事があります。
なんらかの運動疲労や、精神的ストレスによって筋肉系のバランスが崩れてしまった時
です。これこそが筋肉の慢性疲労です。
 慢性筋肉疲労を抱えると、人間の体の内部環境をコントロ−ルしている自律神経が誤
作動を起こし、内部環境のバランスが崩れます。また、血液、リンパ液、脳脊髄液の流
れなどがおかしくなり、身体のあちこちに機能異常が生まれます。その機能異常が一定
の時間以上続くと、器質変性が生じます。殆どの病気はそのように発病し、潜行しなが
ら進行するのです。
 仏教用語にデフカ(DUHKHA)「苦」というサンスクリット語があります。原義は【二
つの】というような意味です。いわば、相反する二つの要素に挟まれた矛盾を意味し、
裟婆におけるヒトの【矛盾の間での迷い】を持つことこそ、人間存在の本質ではないで
しょうか。プラス感情とマイナス感情の間を彷徨い歩いていると言えるでしょう。プラ
スとマイナスの間で葛藤し、迷いながらそれらのストレスによって慢性的に筋肉を疲労
させているケースが多いことになります。そこで、自分で出来る筋肉疲労のリラクゼー
ション体操の一つをご紹介しましょう。


◎肩こり、胸のつかえ、首のこり
 A:両手の親指を中心にして強く握りしめる。
 B:息を吐きながら頭を後方に強く曲げる。
 C:同時に両肘を横に開いて、肩甲骨と一緒に後ろに引っ張る。
 D:息を細く長く吐いて、吐ききる。
 E:全身の力を抜いて、前に頭、首、上半身、両腕をゆったりと、だらっと垂らし、
しばらく静かな息を保つ。


以上の運動を3回繰り返す。


《楽すれば、楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽々》  −道海−