スキ−は最高!スノボーは危険がいっぱい!


 近年、日本のウインタースポーツの人口は1千万人を越え爛熟期に入った感があります
が、スキー、スケート、スノーボード(スノボー)の中で、スキーを追い越してスノボー
が盛んになって来たことは、極めて危険で遺憾な事と認識せざるをえない!
 殊にスノボーは中高年のように足、腰、膝を鍛える暇のない方にとっては正に不可能に
近く、家族揃って愉しむこともできません。身体の柔らかい青少年にとっても、スキーよ
り圧倒的に事故が多いのです。かばい手による手首の骨折、肩関節や肘の脱臼、肘関節の
骨折、前腕の骨折(特に橈骨)等ですが、その数はスキーとの比較で100倍と報告されて
います。これだけでも大問題として大いに取り上げられてもおかしくないのに、マスメデ
ィアも体育協会も、押し黙ったままです。
 そして、最も問題にしなければならないのは、スキーと比べて緩斜面での事故が非常に
多く、上記の外傷以外に実はある致命傷が青少年とは思えないほど多いことです。それは、
脊柱骨折(胸椎12番と腰椎1番前後の骨折)で、代償的に上位頸椎及びその管の障害が物
理的必然性として起こってきます(ロベットプラザーズの関係と言います)。それに対し
て協会サイドは次のようなコメントをしています。「初心者の緩斜面での逆エッジによる
後方転倒による、頭部強打の脳内出血死亡事故」と…。「初心者が利用する緩斜面ほど圧
雪されて硬い雪質になっている事、外側のエッジは硬雪では効きにくく、安全な転び方が
できない等…」。このような結果検証主義的解答では素人はいざ知らず、アラン先生率い
るプロ集団(バイオメカニクス専門)をとうてい説得できません。
 アラン先生はこのように解きます。胸椎の廻旋中心と荷重中心は一致していますが、腰
椎は廻旋中心と負荷中心が別れていますので、廻旋はせずにズレとなって動きます。固定
した腰椎の椎体の上に胸椎だけが回転すると、胸椎12番のリフト力が作用して離開してい
きます。丁度、スノーボーダーの最初の姿勢が、既にリフトされたままでスタートするの
です。その時、上位頸稚には代償的に下からのフイードバックによる、歪み応力が発生し
ています。そして例え緩斜面であっても、後方転倒すると、単なる脳震盪では済まず、捻
り応力と強打という2つの物理的応力のエネルギーが若者やスキーヤーでは殆ど有り得な
い下半身マヒや脳の蜘蛛膜下出血による高次機能障害や死亡事故になってしまうのです。
その点、スキーは両手両足を均等に使い、法線軸(生理重力軸)は正中に安定し、事故は
少なく、大人から子どもまで家族一緒に楽しめ、平衡脳がトレーニングされる事で、脳幹
が鍛えられ情動(情緒)が活性化し、知・情・意がバランスされ素晴らしく健康になりま
す。