赤ちゃんは本日も健康・健脳なリ


 口腔内には、発生学上での鰓弓筋由来の脳下垂体や甲状腺があることは、このコラムで述
べてきた通りです。赤ん坊が母親の乳房を吸うとき、だんだんと奥のほうに吸っていくので
口腔内の容積が増加していきます。ロ腔発育の為には、母の乳房が一番で、哺乳ビンでは上
顎と下顎の間の垂直顎間距離の発育が確保されません。この距離が短いと小児でもいびきを
かきます。気道が狭くなると脳の発達に必要な酸素を吸入できなくなります。いびきはロ蓋
弓の振動でおこるため口呼吸になり、西原克成先生の言う所のロ呼吸感染症(鰓弓筋由来の
感染症)から鼻が悪くなったり、脳下垂体発生母地に自律神経叢(下垂体叢)があるために
万病のもとと言われているこの部分の発育が悪くなったり、異常が起こったりします。
 その部分を擦過する「Bスポット療法」や歯列矯正で口蓋を拡大する方法が、内分泌機能
を活性化するなど効果をあげています。赤ん坊は満1歳くらいまで鼻気道と食道は立体交差
しているので、鼻が詰まったら良く吸い出してあげましょう。顎の発育の為にも、最低半年
は母乳のみで育てる事が大切です。特に初乳にはIgEという免疫薬が70〜80パーセントも
入っているので、赤ん坊は病気から免れる事になります。天然自然の絶大なる免疫のお薬な
のです。
 閑話休題。最近SIDS(赤子突然死症候群)が大きな問題として取り上げられていますが、
構築構造学(バイオメカニズム)的には以下のように解くことができます。
 直立二足歩行の習性系ではヒトの胸郭のカーゴは図Aの実線のように胸骨突端から正三角
形(逆ハート型)をしています(シンプルモデルとして考える)。ハート型ポンプというの
は、突部から広い上部へ循環します。突部と心臓が近いので心臓の循環は順調です。しかし、
柔らかいベッドに仰向けに寝ると、逆ハート型はそのまま維持されるので、体の血液成分の
多くは体の下に集まり、心肺虚血状態になり危険です。硬いフトンやベッドに寝た場合は、
背中が図Aの破線のように耐圧を受けて胸郭が変形して逆三角形のハート型になり、突部は
背柱の方となり圧が高まり下に集まる血液は突部の分子間圧力の高まりと耐圧により心臓へ
循環させます。
 赤ん坊にうつぶせ寝させると、図A破線ハート型や図C腹臥位のようになり、胸骨突部の圧
が高くなるはずですが、心臓への体重荷重から虚血と耐圧で背側への血液貯留、そして心肺
虚血による突然死となります。
 ちなみに寝返りというのは、体を左右にスウイングして「ゆりかごポンプ」という『交替
ポンプ』作用をして圧力調整し、肺や心臓の虚血を防止しているのです。