噛み合わせと全身と両足底は同じ!


 5と合わせて読むとよーっく分かるお話しです。下図にあるように、歯列と足底は重心
計的には相関していて、例えば重心計測機に直立して、まず
@正面の位置、
A首を伸展・屈曲させた位置、
B首を左右に側屈させた位置、
C首を左右に回旋させた位置
などの7点計測を行うと、それぞれに重一心偏差が定型的・非定型的(代償的)に現れま
す。これは歯の噛み締め(咬合)時の上下顎の歯の接触部位と、体幹重心位との相関と
酷似しているのが確認されています。(東京歯科大学学長・石川達也氏)
 例えば、前歯を抜いて放置している人の重心は重錘(バランサー)である下顎が前方へ
移動して、上顎前歯への接触を試みようとしますので、当然体幹重心は前方へ出ます。そ
れを支える足底重心荷重位置も前方中心部に近い所にかかります。また、右上奥歯が咬合
できない程の虫歯になっていたりとか、抜けて欠損していると、バランサーである下顎は、
最初は噛める左奥歯から前歯を使っていますが、その内に歯の無い右の咬筋や側頭筋を使
って、上下の歯のコンタクトを試みます。しかし歯が無いために、前に歯があった咬合位
置よりも余分に上下の筋肉を動かさなければなりません。このような状態を長く放置して
いると、右の顎関節円板が前方へ変位してしまい、難治性の顎関節症となってしまいます。
その時の重心位置の変位はと言うと、最初は左噛みによる左重心ですが、そのうち代償作
用により右や前にも下顎は移動し、寝ている時は右の歯の無い方の筋肉を無意識に噛み締
めるようになり、やがて右重心になり、末期には重心の不安定症となります。
 そのとき、咬合不安定は頸部平衡系を乱し、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎のネジレを起こし、
足底の重心移動は、左足外側部―左足小指―前歯部―右足踵荷重へと変位します。絶えず
全方位にゆらぎ過ぎの状態(頸部・腰部・足底・咬合各不安定症)となっています。その
時、スポーツ外傷・交通外傷・職業性外傷等が加わりますと、非常に困難な病態を呈する
様になります。ちなみに両足は強い外反となり、水虫・痛風・タコ・魚の目・嵌入爪・外
反母趾等が悪化してきます。また、上位胸椎のネジレは胸椎12番のリフトによる牽引障害、
その代償作用による腰椎1番・3番・5番の牽引性潤滑障害やヘルニア、そのまた代償作用
による仙腸関節変位障害等が起こってきます。その反射が図のように人体と足の形に反映
してきます。
 そして前から見た歯や横から見た歯の、外耳道や乳様突起へ向かうスマイルラインの再
構築こそが、このような破壊過程を防ぐ最優先治療であるのは言うまでもありません。
そして、全身咬合整体をも合わせてできる口腔科(歯科医師)が是非必要です。
 しかしアラン先生とその仲間たちは未だあまりにも少ない。来たれ仲間よ!また悩める
人々よ!