−奥儀頚椎操法バイオメカニクス解析 @−


 私たちが体調を崩すには、生活習慣もあるでしょうが、一般医学は知らないが工学者は
皆知っていると言うバイオメカニズムがあります。
日本の医学の常識は世界の医学の非常識、とは高度成長期には医学という言葉を外しても
巷間よく聞かれた話です。
日本列島に生きとし生ける物の常識は、完全にワールドスタンダードからは、異端児、鬼
っ子の類に成り果てています。
余談ですが、日本の医学者でノーベル医学・生理学賞を受賞した人はいまだ存在しません。
利根川博士は京大工学部出身です。
但し、日本人医学者でかつて最もノーベル賞に近い師弟が、大東亜戦の戦前戦中にかけて
存在していました。
それは京都帝国大学医学部耳鼻咽喉科学の福田精先生、檜学先生の師弟です。
戦前に「眩暈」の研究で2度もノーベル医学賞を受賞した、ロベルトバラニー医博の研究
論文の間違いを指摘し世界のヒノキ舞台に踊り出ようとしたまさにそのときに、日本は官
僚化した軍部によって戦争に突入したのでした。
戦中「ゼロ戦」の後継機で高度一万メートルで戦え、B 29を打ち落とせる「紫電改」の
パイロットの眩暈の研究に従事したかどで、戦後公職追放され同門の湯川秀樹氏が中間子
理論で物理学賞を受賞さる。
講和条約後やっと復職するが、師弟は左遷され辺鄙な田舎の大学に都落ちさせられると言
う苦渋を40年間味わうこととなります。
その後日本の医師や官僚団体数百人がN A S A を訪れ、宇宙飛行士選別のための脳障害や
眩暈の検査をする一日がかりの当時数十億円もする機械に、くもの巣が張っているので、
使わないなら日本に売ってくれと言ったところ、「いや、たまには使います、それよりも
日本にはA 4 の紙一枚で眩暈や、脳の状態が簡単に診断がつく方法を戦前に発表された大
先生方がいらっしゃるではありませんか」と言われ、その時いた250m名の医師団の中
に耳鼻咽喉科専門の医師がいなかったため、だれも福田、檜の天才師弟を知らなかったの
です。
日本に帰って大急ぎで調べてお二人の所在は判ったのですが、福田先生はすでに退官され、
檜先生も定年3年前と言う際どさであったのです。
京大は急ぎ檜先生を京大に呼び戻し教授に据えたのです。
師の福田精先生はついに京大教授にはなれずに終わりましたが、弟子の檜学先生が母校の
教授に就任したことを、まるでわが事のようにお喜びであったとの事です。
その後僅かな京大教授時代に優秀な耳鼻咽喉科の弟子達を育て、校医となった弟子が、福
田・檜理論を実践に取り入れ、京都三条駅近くのA 小学校の御茶屋さんの子弟(夜更かし
のためメラトニン障害)の全国平均より多い側湾障害を、6年後にはゼロにして、数年間
連続全国一の健康優良校に立て直しされました。都会のど真ん中の少年少女等を、空気の
良い田舎の子供たちより健康にした訳です。
福田先生は既に往かれ、檜先生も90才になんなんとしておられる今こそ、ノーベル委員
会は賞を与えるべきであると思います。


 閑話無題:先ず不正咬合か足首の捻挫があると、その左右前後の咬合と右足と左足の螺
旋の重力と抗力(入力)が、仙腸関節で調整を受け入れて、全身の直立二足歩行が可能と
なる。
仙骨がちゃんと機能していないと、上半身と下半身にそれぞれ機能異常が起きてきます。
下半身には骨盤と引っ付いている各筋群とくに膝の梨状筋と股関節・膝関節・足首の関節
障害・土踏まずの消失による舟状骨の障害が出てきますし、上半身には頚椎のズレ・胸鎖
乳突筋・斜角筋群・ツチ骨靭帯の障害等による頚椎障害や顎関節症を引き起こします。
こんなとき、頚椎の徒手整復によって咬合の重力場の安定を図り、ソフトスプリントを静
かに噛ますと、劇的に筋電計的にも、自覚・他覚的にも安定します。
その徒手整復のやり方が従来の整体理論と根本的に違うのです。
まず図A は正常頚椎前湾です。
図B はその頚椎を単純模式化したものです。
頚椎は全部で7つ有り、図C は全身と頚椎模式を表したものです。
患者を整体ベッドに仰向けに寝かせ、術者は頭位12時の位置から両手施療指を頚椎に挟
み当て、静かに加圧潤滑させながら矢印の方向にそれぞれ操法します。
巷間エステテイシャンや整体師が違法にやっている方法は、一方向への一方的操法なので、
頚椎にストレッチ効果がかかり、小脳テントの下垂障害による脳血管障害や椎骨動静脈障害
が必ず起きてきて大変危険です。
上部頚椎は脚方向へ、下部頚椎は頭頂方向へ、中間頚椎は天へ足部が置性系にあると言う条
件下で、初めて操法が可能となります。
上位頚椎と下部頚椎とでは仰臥位と伏臥位に分けてやると、非常にデイストーションが取り
やすくなります。
図Dは第3頚椎右後方右回転ズレですが、手足の関連筋群を調整した後、三軸理論を応用して
頭位から加圧しながら整復していく。
その時術者はただ単にポイントに手を触れたまま、なんにもせずに、患者自身の顎顔面回転
運動によって、自動整復できる。
術者が治すのではなく、患者自身が治るのです。
下部の写真は上位頚椎と下部頚椎を操法しているところです。
非常に微妙で難しい操法ですので必ず当院に来院し、確実な整復をお受けください。

 なお、整体師・エステシシャン等が頚椎操法すると、法律に抵触することになりますので念のため!


−寧君−