スマイルラインの消失は首の前弯の崩壊


 ヒトが二足直立した時の直立軸がズレると、偏頭痛・肩凝り・鼻詰まり・耳鳴り・腰痛・
膝痛・外反母趾・虫歯でないのに痛む歯や顎関節症などのつらい症状が現れるのを御存知で
しょうか?
 なぜこのような状態になるかと言いますと、一番の根本原因は歯の噛み合わせが大いに関
係しています。にわかには信じられませんかも知れませんが、25年間咬合専門医としてやっ
てきまして数千人の患者さんの統計上の事実なのです。また、上の歯と下の歯とどちらが大
切なのかお分かりでしょうか?もちろん、どちらも大切なのは言う迄もありませんが、優先
性は上顎の歯にあります。下顎の歯は単に上からブラ下がっているにすぎません。正しい三
次元的人体軸に対して下の歯は吊られています。また、体の側面から観て上の歯の歯列は、
いわゆるスマイルラインに沿って前歯から奥歯、そして乳様突起(ヒトがアフリカのサバン
ナで初めて二足直立した時、猛獣を警戒して襲われないように左右を見渡すために発達した
筋肉−胸鎖乳突筋という−の付着部)を通ってできる円、キリストや釈尊の後背部のオーラ
の様な円(アランの円環という)。この円の大きさと頸椎(首の前弯)の円は全く同じ大き
さで相関されている事が、私達のグループによって演繹証明されました。この新理論はダヴ
ィンチやミケランジェロそしてヒポクラテスさえも凌駕した、世妃末から新世紀への人類救
済のための偉大な発見と言われています。少し難しいかも知れませんが、理性で理解するの
ではなく、感性で感じて頂ければこれらの図と理論が正しいことがお分かり頂けることでし
ょう。
 できるだけ分かりやすく説明します。まず、首の前弯の円の面積と腰の前弯の円の面積が、
胸椎後弯の円の面積に等しい事が分かりました。これはまさにピタゴラスの定理が成立し
たことになります。(体積比でも全く同じ事が分かった。)また、先程も申したとおり、咬
合円(アランの円)と頸椎前弯(首)の円の大きさは全く同じであった。と言う事はスマイ
ルラインの消失は首の前弯の崩壊につながってゆき、下顎は後方に移動して奥歯をくいしば
る様になり、全身の慢性筋肉疲労や活性酸素が増加することになる。奥歯と乳様突起と首の
7番めの骨とで構成される三角形の重心は、胸椎後弯の円の直径の三分の一の重力円に沿っ
て後下方変位する、それによって頚椎前弯の重心中心にあたる首の3番目の骨が後下方へ変
位することによって、頭蓋質量の重さを支えるために胸稚の円も腰椎の円も崩壊してしまう
ので、筋肉骨格はもちろん内蔵器をも含むつらい諸症状が現れてくることになります。正し
くは直立すると重力円以外の4つの円の接点は全て側面から見ると頭位中心軸と大腿骨頭と
足底中央を結ぶ直線に一致します。だから私達はどんなに苦しい時に際しても、スマイルを
忘れないように心がけましよう.




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