平成11年はこんな祭りやったで〜!




まず今年は曳行体制に変化があって、今までお世話になっていた若頭世話人会の急遽解散発言
これには、関係者全員晴天の霹靂とでも言おうか、寝耳に水とでも言おうか
頼りの綱が切れてしまい、再度解散発言撤回の要請も受け入れられず
今年の祭りどうすんねん、またどうなるんやろ」みたいな不安定な状態からの発進でした。

しかし、そんな状態で曳行出来るはずもなく、とりあえず寄り合いを重ね、残された人員の中から
曳行責任者等各役職を決め、警備、安全等の役割を分担することになったのでした。

ただでさえ少ない人数で曳行している我が町のだんじりなのに、重要な役目とは言え警備方面に手を取られるのは
だんじり本体にたずさわる者にとっては、大打撃でした。

そういう経緯でこれからの話を聞いてちょうだい。

さぁここからは、肩の力を抜いてしゃべっていきますわ^^

あれやこれやと言うてる間に、岸和田祭りがやってきて泉州路は祭り一色
我が町も鳴り物の練習がはじまり、青年団、三十人組は走り込みをし
だんだん近づいてくる今年の祭りを体感するのでありました。
今年は試験曳きが例年と違って一週間早くなり、
献灯台設置やら、だんじり整備やら、電柱の毛布巻きやら、停止線の引き直しやらと
ばたばたと時間が過ぎていきました。

9月26日、午後2時〜4時 試験曳き

さぁ〜いよいよ一年待ちに待った祭りの幕開けです^^
残念ながらワシは亡き親父の三十三回忌の法要のため2時からの出発には間にあわず
ちょっと遅れて参加するつもりで、家でハッピに着替えていたら、
そ〜りゃぁ、そ〜りゃぁ」の掛け声が聞こえてきて、鳴り物もきざみだし
おぉ〜走ってきたな〜」と思った瞬間、「わぁ〜〜〜っ」の声とともに
バリバリという音、嫌な予感的中^^;
我が家の2件隣の看板に直撃、出発してわずか2分で一発目の物損事故^^;
一週間前に大下工務店の大工さんが来て、去年の修理をしてもらった矢先
右葺地損傷!
チョイぎり一発ができずに直線でわずか2分で^^;
ワシ、今年は本厄ということもあり、内心冷静にと思ってた矢先
あんなん見せられたら、ちょっとビビりましたよ^^;
こりゃ今年はヤバいぞ^^;気ぃ〜つけ〜や」の家族の声援に送られ
清めの塩をいただいて、出発したのでありました。
ワシは、先回りしてだんじりを待っていたら、はるか遠くに見えるだんじりが
リンクウタウンの広い道での遣りまわしの直前で、さぁ〜合流するぞ!っと思った瞬間、また^^;
2車線から、2車線の広い道、廻りは植え込みだけのだだっぴろい交差点
大きくアウトにふくらんで、間一髪急ブレーキ^^;
ありゃりゃ、またかいな〜^^;どないなってんや!!
だんじりに乗ってる世話役さんの顔もひきつってるし
先輩の前梃子持ちも笑顔が消え失せてるしで
こんな雰囲気の時に合流するのいややな〜と思いながら合流
そんなこんなであぶなっかしい曳行で町中へ。
幸、ウチの町は狭い道が多いので、徐行の間は一安心
みんな、なんとか悪い雰囲気吹き飛ばそうと必死に声を出し
だんだん、カンを取り戻し、スピードこそ出ないものの、遣りまわしも決まるようになってきて
ええ〜雰囲気の中、小休憩の間に反省会
あと残り一時間めいっぱいいこか〜っ!」の一声で再出発
ここで、前梃子交代でワシが持つように
なんとか、元気を取り戻しつつ曳行するも、息のあわへん状態は変わらず
駅前の遣りまわしへ。
いままでの状態を見てきて、今年は綱元の引きも弱いし、後ろも弱い
アウトの梃子を持ってるワシには、頼るのは相方だけ^^;
ここで、一発ええ〜遣りまわし決めなあかんと相方と目で合図
いざ、発進
交差点中央までがまんするも、前綱入らず、後ろは切らず
見事、金物屋のシャッターに真正面から激突
あまりの真正面すぎて、横に一歩逃げるだけで無事
ここでプッツン!「何やってるんや〜!バックせんかい!」の喝
それより心配なのは、前乗りの役員さん
大丈夫や」と言いつつも、目の前にはテントの枠が^^;
おぉ〜こわ、もうちょっとずれてたら・・・・・・冷や汗たら〜〜〜^^;
これで、物損2件目、世話役さんはたんこぶ作ってしまうし
だんじりは、今度は左の葺地と隅木損傷^^;
角の無い屋根になって再出発
ここからは、広い直線、一気に走って
我が町恒例、ショートコースの時間調整
岸和田でゆうところのカイゲン廻りみたいなもんで
仕舞う時間に合わせて、ここを何周もまわるのです。
しかし、ここが最大の見せ場であり、最大の難所なのであります。
狭い道の割には、スピードがつき、ここの遣りまわしをうまく遣りまわす事が
一年の目標なんです。はっきり言って!
気合を入れ直して、団長の笛で一気にスタート
なんとか、クリアしたものの、後が悪かった
前方の散髪屋の看板直前で後が返し出来ずで停止
方向修正して大屋根は通過したものの、小屋根で接触
散髪屋の看板は今年もチュウブラリン^^;
これで物損3件目!
時間は残ってるけど、早い目に入庫に決定^^;
しかたないといえば、しかたないが、あまりに不発すぎて
本番への課題が山積み、みんなの疲れもピーク
ストレス溜りまくりで、試験曳きを終わる

今年は試験曳きが一週間早かったせいで、屋根の修理もすぐ大工さんが来てくれて
直してくれました。
しかし、思ったより重傷で、一日では直らんかった。
両葺地直すのに、屋根板めくってやり直し
大工さんいわく、「今度やったら、保証できへんな^^;」やて
つい、この間修理してもらったところを、また修理せなあかん大工さんに
申し訳ないやら、はづかしいやらで、本番無事を肝に命じたのでした。

当然のことながら、試験曳きの反省会
保険の事もあり、地区長さんは警察へ行き、
おまえとこの祭り、本番やめとけや!、2時間曳いただけで3件も事故してたら
本番、どうなるかわからんぞ、おまえとこだけや、佐野も熊取もこんなとこあらへんで!
」と
2日間にわたりお説教をいただいて、念書まで書かされて、なんとか本番の許可をもらってきてくれました^^;
反省会での内容は、今回の試験曳きの失敗の原因と対策で
原因としては、1つ目、青年団、三十人組ともに新メンバーの加入により統率不十分であったこと。
2つ目、停止線が後ろ過ぎたこと(これは事前に寄り合いできっちり決めたにもかかわらず)
3つ目、警備関係に手をとられて、手薄になったこと。
4つ目、前綱、後梃子、前梃子との打ち合わせ、連絡が少なかったこと
ほか、こまごました事多数ありましたが、所詮たくさんの人でやること
息があわんと、出来るわけないのは当たり前の事
対策としては、蜜な打ち合わせと停止線の前進ということで
その日の夜から、走り込み、後梃子の練習は一層気合が入っていました。

ちょっとここで休憩・・・・・・・・息抜きも大事やで〜^^

10月9日祭り宵宮

試験曳行の失敗の汚名を取り返すべく、心機一転、みんなの顔は真剣で晴れやか^^
好天に恵まれ気合十分!
関係者一同、お宮さんに参拝して小屋へ集合
地区長、曳行責任者等の挨拶を聞いて出発
試験曳きの時とは、ガラリちがって声がよう出てるし、息もおうてる
今日、なんかあったら明日はないんやで〜、気合入れていけよ!」の団長の声
よお〜屋根見とけよ、息あわせていけよ!」の三十人組頭の声
みんな、頼もしい連中や^^
小屋を出てしばらくは、狭い町中を曳行するので、電柱かわし〜の、軒かわし〜ので
だんだん息があってくるんです。(そんなん出来て当たり前か^^;)
さぁ〜本年度一発目のコーナン前遣りまわしです。
狭い道から広い道への高速コーナーです。
今年の祭りを占う遣りまわしです。
若干停止線が前に出た為、加速が遅くなって失速ぎみの遣りまわしでしたが
まずまずのすべりだしです^^
その後、りんくうタウンを抜けて、再び和歌山方面へ
この間の遣りまわし3発も無難に決めて
新メンバーもコツを覚えたのか、少し自信ありげで余裕の笑顔
吉見府営住宅を一周して、駅前方面へ
恒例のパレードです^^
って言っても吉見地区の櫓と保育所のミニだんじりだけ^^;
一応パンパンとクラッカー鳴らしたり、町長さんから記念の大うちわ贈られたりで
かっこだけは、岸和田風やけど、いまいち盛り上がりに欠け^^;
メインのショートコースへ
この遣りまわしを決める為に一年を費やしてると言っても過言じゃないくらい
この交差点には思い入れがある。
去年は軒下に突っ込んで事故博に写るし
今年は絶対失敗したらあかんというプレッシャーに押さえつけながらスタート
やっぱり、停止線が前すぎで加速が無い^^;
遣りまわしと言う言葉には程遠いけど、無事に通過
例年ならこのショートを2〜3周するんやけど
今年は、試験曳きの一件があって、責任者は遣りまわしをしたがらない
とにかく、無事に無事にが最優先ということで
狭い町中へ
ここへ入ると20分は徐行の連続
町中をぬけたら昼食
宵宮の昼食は各種団体集まって公民館の駐車場で合同昼食会なんやけど
今年は世話人さんがいないので、ひっそり^^;
なんの余興もないままに自然解散
ここで盛り上がらな、いつもりあがるねんとおもいつつ
時間の経つのは早く、昼休憩終了
昼からは、吉見地区へ向けて出発
吉見府営住宅の入り口がこれまた難所
ここ数年、決まったこたがないし
2年前には、こかしてしまったこともある
ひろいコーナーやけど頭下がりのむつかしい遣りまわし
今年はどうかな?
お〜っとここは、停止線が前進したのが幸いし結構ええ感じ^^
徐行で一周回って、出口の2段切りへ
ここは、45度が2連続の難所
その上遣りまわしがすむと上り坂
青年団の団結が物を言うカクレ難所
前綱さばきも決まって無事通過
試験曳きの時とは、うってかわって一つ一つ確実に仕事してるようす^^
その後も無難に決めて、昼の曳行終了
無事昼の曳行が済んで夜は優雅な灯入れ曳行
子供たちもよろこんで綱を持ち、男達はお酒の匂いにつつまれながら
(どっかで聞いたことあるフレーズやな^^;)
宵宮の夜は過ぎていったのでした。
これで、明日の曳行許可がおりたのでした^^

10月10日本宮

さぁ〜今日は晴れの宮入
って言っても遣りまわしはなく、だんじりカツカツのめちゃくちゃ細い道を
ゆっくり、ゆっくり慎重に通して行くのです。
昨日がまずまずの出来だったせいか、今日は声にも威勢があって
いかにも、宮入って感じです^^
しか〜し、気合とはうらはら
な・な・なんと
宮入するまでの道でコマが割れてしまったのです^^;
神社の宮司さんは、掛け持ちで吉見地区にも行かなあかんため
宮入時間は厳守なんです。
とりあえず徐行ばかりなので、このまま行こか〜って判断だったんだけど
あんまりゴットゴットンいうんで
こりゃ、あかんわ、とても無理
急遽路上でコマ替え^^;
これが、ことのほか手間取り小一時間もかかってしまって
宮入時間は大幅に遅刻
こんなん、生まれて初めてや〜^^;
宮入時間が遅れるってことは、曳行時間が無くなるってことで
宮入が終わったら、すぐ昼飯^^
今年は欅の神さん、機嫌悪いな〜^^;
昼からメイッパイいってもらわんと
今年はええ〜とこ無しや
でも、みんなそんなことは合点承知
午後からの気合の入れ方は尋常ではなく
一花咲かそうって思いでがんばってくれて
遣りまわしもバンバン決まってくるし
ええ〜雰囲気や^^
国際交流センターで櫓と共に海外の研修生の方々しばし交流
櫓は上下に揺さぶったり、その場で何回転もしたりで
パフォーマンス出来るけど
だんじりは、鳴り物披露ぐらいで芸がない^^
大屋根に上がって大工方のまねをする滑稽な外人を見たり
記念撮影をしたりで、しばしの時をすごす。
さぁ〜これからが、真の祭り本番
恐怖のショートコース
残り時間、どれだけ燃えられるかがウチの祭りの真骨頂
いままでの欲求不満をぶちまけるように
欅の神は豪快な走り^^
周回を重ねるたびに、だんだん決まってくる^^
いよいよ本年度、最終遣りまわし
別れを惜しむ、あと一周コール!
団長の笛も一段と気合が入って
今年一番の遣りまわし成功^^
ガッツポーズするもの有り、拍手するもの有りで
大盛り上がり大会で今年の昼の曳行は
最後にして、やっと大輪の花を咲かせたのでした
終わりよければすべてよし状態で
みんなの疲れもストレスもすべて吹き消してくれた欅の神に感謝^^
心地良い疲れです^^
やめられまへんな〜^^やっぱり^^
最後の夜は、みんな王様、主人公
誇らしげな顔・顔・顔
残りあとわずかな時間
だんじりには灯が入り、そろりそろりと町中へ
コマ提灯揺れる中、昼間の戦士はやさしいおとうさん
子供をだっこしながら疲れた足をひきずって千鳥足
そやこやしているうちに、小屋の前
仕舞太鼓が鳴らされて入庫の時間
なんとも、感慨無量のこの時が今年もやってきました。
各種団体の長の挨拶はどれも熱が入り
胴上げの嵐^^
小屋の扉を何回も開け閉めし、別れを惜しむのでした。

以上今年の祭りの様子でした
おもしろく書きましたけど
今年ほど、みんな苦労した年は無かったと思う
みんなほんま、おつかれさん^^
まだまだ、勉強せなあかんこといっぱいあるけど
今年はみんな一つになれたような気がする^^
自ら傷だらけになって欅の神さんがみんなに何かを教えてくれたような!
欅の神の偉大さを思い知らされた今年の祭りでした。
そんな欅の神も今は眠りの中
来年もまた、ええ〜祭りでありますように^^

終り

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